O.N.S MANUAL

ハンドメイドアーティスト:テレン・ウルシド

情熱的で、才能に溢れ、知識が豊富なテレン・ウルシド(Taryn Urushido)さんは誰もが魅了されるアーティストです。
彼女のスタジオにお邪魔させていただきました。まず初めに目に入ったのがきれいに整列して貼られているインディゴ染めの生地見本。部屋はデニムやレザーの生地のロールがところ狭しと置いてあります。この部屋で蓄積された真のアーティストの時間が感じられます。テレンさんは初めは企業で鞄や靴などのアクセサリーデザインをしていました。当時はただの趣味としてホームグッズを手作りしていました。ボストンでの新しい役職を打診されたときに初めて、自身のブランドを立ち上げようと決心しました。
お話を伺う機会を得たとともに、自分たちで世界でひとつのオリジナルホームグッズを作らせてもらいました。素材を探し、下準備をして、最終製品に仕上げるまでにはたくさんの工程があり、見えないところにたくさんの努力があることがわかりました。テレンさんは全てを手で作ることにこだわり、その美しい作品からは彼女の愛が感じられます。
テレンさんの趣のあるスタジオの写真と、インタビュー記事をご覧ください。

まず初めに、どこで生まれ育ち、どのようにしてホームグッズを作る技術を学んだか教えてください。

アリゾナで育ちました。子供のころからいつも何かを作っていました。放課後の課外プログラムがあり、参加していたのは私だけで、マリー・スコーパという先生と机に向かっていました。彼女は70歳、私は7歳でした。彼女はかぎ針編みを教えてくれました。そこから何でも作りました。想像してはすぐ作りました。

テレンさんは鞄や靴などのアクセサリーデザイナーとして、マーク・ジェイコブス、オープニング・セレモニー、コンバースなどで働いてきましたね。企業に属して働くことと、自分でビジネスをやることの大きな違いは何でしょうか。

その3社では素晴らしくて、クレイジーで、クリエイティブな仕事の思い出がいっぱいあります。今はこれまでで一番頼りないことをしていますが、一番やりがいがあって、思い入れがある仕事をしています。

手作りのものを扱う仕事を始めようと決断したきっかけになった作品や、瞬間を覚えていますか。

赤、緑、白のひもで作ったでこぼこの四角いコースターがきっかけでした。ここ数年、作品の大きさについて考えてきました。新しい「ひも」の素材を探していたんです。鍋敷きやラグに使われる生地が面白いと感じました。今はラグをタペストリーのように壁にかける構造の作品に取り組んでいます。

テレンさんが作る作品は全てを本物にこだわっていることが良くわかります。素材、色、作る工程全てから伝わってきます。素材にあえてばらつきを残すことで、それぞれの作品に独特の風合いがありますね。作品づくりに直接影響を与えているものはありますか。

丸、円、円柱といった形が特に好きです。円というのは強さのシンボルで、想像の世界へ連れて行ってくれます。太陽にも似ていると思っています。またアリゾナのドリームキャッチャーとも共通したものがありますね。

手作りの物は神秘的で特別な魅力が詰まっています。テレンさんの持ち物は大量生産の機械では作れないものが多いですね。手作りの製品の魅力とは何だと思いますか。

現在は、今までで一番消費者が地元のアーティストをサポートしている時代だと思います。ジャンルは様々で、服、ホームグッズ、グリーティングカードを作っているアーティストもいます。何を買うかということはパーソナルなことですが、そこにストーリーがあるともっとパーソナルな物になります。家やクローゼットに加える物を買うときや、プレゼントを買うときは特にそうですね。

仕事についてお伺いすると、これらの作品を作る過程を詳しく聞きたいです。コンセプトから実際に作品を作るまではどういうふうに進めるのですか。

ホームグッズを主に作っています。小さいものからものすごく大きいものまであります。例えばジュエリーボールや、ランチョンマット、15?20センチくらいのラグなどです。材料は全て手で切った「ひも」で作ります。インスピレーションは旅行や現在研究していることなどから得ています。最近は日本のボロにひらめきを得て、14センチくらいのジャパニーズ・パッチーワークを作りました。ボロというのは昨年上海で見たのですが、インディゴの小さな布をつなぎ合わせるテクニックのことです。

特別好きな素材はありますか。

今は革ですね。革を外側から内側の真ん中まで切っていき編むのですが、これが乾燥していて簡単じゃないのです。しかし出来上がりは美しい。また羊毛も好きです。切る前に固めるために予備洗いをしてあります。何かを作る前と後に、軽く実験をして素材を色々試してみるのが好きです。

またテレンさんは旅行をよくされていて、編み物教室も開かれているということですね。詳しく聞かせていただけますか。

ワークショップはとても楽しくて、小さい物でも大きい物でも皆自分で作ったものにいつも驚いていますよ。作る工程は精神的にも体力的にも疲れますが、その作業は瞑想をしているような感じでもあるのです。全体としては私自身のことや私がやっていることをシェアして、家に帰った際に何か新しい物を作ってみよう、と思ってもられると嬉しいですね。それがマリー・スコーパ先生が私に与えてくれたものです。

スタジオの堅苦しくないリラックスした雰囲気がとても心地よかったです。スタジオにいないときはどんな1日を過ごしているのですか。

新しい生地や古い生地をリサーチしています。それから新しい創作方法も模索していて、美術館では彫刻からアイディアを得ています。ドライフラワーにハマっていて、シーズンが終わったあとでも自然な形を残しているのが好きです。

次に何を企画しているのですか。

編みと彫刻的な要素を組み合わせた作品や、編みだけでなく色々な技法で作るホームグッズ、また小物類も作りたいです。

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