O.N.S MANUAL

挑戦し続ける若き経営者:ウィル・マルナティ

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2015年版、米フォーブス誌の「様々な分野で目覚ましい活躍をしているアンダー30」にウィル・マルナティ(Will Malnati)は選ばれました。野心家で素晴らしい業績を上げてきた彼にふさわしい勲章と言えるでしょう。文字通り商売の家系に生まれた彼の祖父は、アメリカ国内で名高いシカゴのピザレストランLou Malnati’s(ロウ・マルナティズ)の創業者です。家族の栄華に頼ることなく、シカゴとニューヨークのレストランやナイトスポットを自ら経営する道を選びました。最も大胆な経歴は2013年、マンハッタンのウエストサイドにToroというスペインのタパスレストランを開業したことでしょう。マネージャーの一人として幅広い接客知識を用いて、Toroをニューヨークで人気のダイニングスポットにしました。ウィルさんはソーホーのONS旗艦店に立ち寄り、下記にあるように、創造的で起業家精神あふれる話をしてくれました。

まず初めに、接客業に携わるようになったルーツを簡単に教えていただけますか。

僕はイリノイ州のエバンストンのレストランの家系に生まれました。祖父がLou Malnati’sというピザレストランを営んでいました。今は母が経営していて、シカゴでとても愛されているんです。試したことがないなら、本当に美味しいのでおすすめですよ。若い時から家族のビジネス手法を見てきたので、そこで接客やホスピタリティに深い思い入れを持つようになりました。

2007年にカーネル大学のホテル運営学科を卒業して、その後5年間はシカゴとニューヨークの多くのレストランやナイトスポットで運営を任されてきました。

2013年、ジェームズ・ビアード・アワード(食のアカデミー賞とも言われ、全米のシェフ、レストラン、オーナーなどに与えられる賞)を受賞したシェフ二人とデジタル広告の専門家の4人でニューヨークのチェルシーにToroというタパスレストランを開きました。その後ボストンで新店舗を開いて、さらに事業拡大しようと計画中です。

音楽の世界で仕事をしたかったという記事を拝見しましたが、音楽業界ではどのようなことをしたいとお考えだったのですか。

僕は常に何かを創りだすということに情熱があるんです。ずっと音楽をレコーディングしてきました。大学の夏休みにロサンゼルスにあるマット・デイモンとベン・アフレックの映画会社で、働いていました。MTVの『パンクド(Punk’d)』というテレビの製作にも携わりました。技術者、プロデューサーの両面から技術的なことや作品を創作するとはどいうことかを学びました。卒業前の夏に、ソニー・ミュージックのCOO(最高執行責任者)に付いて働いたのですが、その際に多くの音楽関係者と知り合いになりました。当時、音楽業界の中でレコード会社が一番安全な場所と言われていました。でもニューヨークへ2007年に移った時には、レコード会社の知人たちは皆クビになっていました。なので別の新しいプランを考えなくてはと思い、そこで思いついたのが二番目に僕の天性だと感じていたサービス業をやってみようと考えたのです。

現在はニューヨークのToroの共同経営者でいらっしゃいますね。チャレンジしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

5年間サービス業の会社で働いていたとき、自分で何かを始めてみたくてうずうずしていました。同じようなことを考えていた友人がいたので、レストランとして使える空きスペースを探し始めました。いい場所は見つからなかったんですが、古くて大きなロビーのようなところを見つけました。とても自分たちでは扱いきれないくらい大きかったんです。そのときシェフのケン・オリンガーとジェイミー・ビソネッタを共通の知人から紹介してもらいました。気持ちのいい人柄で、ボストンで普通ではない、特別なことが楽しめるレストランを経営しているということでした。僕たちが見つけた場所を見に来てくれ、すぐにその場所を気に入って打ち解けることができました。その2年後、資金を集めて、その何もなかった場所を美しいイキイキとしたレストランに変身させました。そしてありがたいことに、人気を得ることができました。

 

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食べることが大好きな私たちなのですが、Toroで必ず注文すべきメニューは何でしょうか。

僕自身、イワシが大好きで、トーストしたパンに、塩漬けのイワシ、ヤギバターそしてトマトを乗せた Sardina Y Mantequilla de Cabraは前菜タパスとして最高です。それからチピロネ(小さいイカ、トーストしたパン、農場卵を使ったタパス)も夢に出てくるほどおいしいです。アサド・デ・フエソスというローストした牛の骨髄、ラディッシュとシトラスのサラダ、牛ほほ肉のマーマレード和えを盛り合わせたメニューは、個人的にニューヨークで一番おいしい牛骨料理だと思います。それからこれは是非おすすめしたいのですが、骨の中を全部食べたら、その中にシェリーを入れて飲んでみてください。絶品ですよ。

他にもクリエイティブな仕事「The Point Series(ザ・ポイントシリーズ)」をされていますね。トレンドの発掘や発信をされているということですが、詳しくお聞かせ下さい。

2014年にある女性2人組から色々なジャンルの新しい世代のためのディナーイベントを開きたい、という相談を受けました。その2人というのが『レイトナイト・ウィズ・セスメイヤー』(アメリカの人気深夜番組)で働いているアンデレア・カトラーと、ユナイテッドタレント事務所のシャウナ・パールマンです。その2人とともに1年半、ニューヨークとシカゴで毎月ディナーイベントを開催していますが、とても好評です。僕たちはそれぞれの分野で活躍している、同じ趣味や好みを持つ友人や仕事仲間を集めています。来る人全員に興味を広げてもらい、その人自身もさらに興味深い人になれることを目指しています。新しい友達やコネクションを作る機会にもしてほしくて、現在何百人もの会員がいます。

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ザ・ポイントシリーズの新しいイベント情報はありますか。

2月に初めてロサンゼルスでディナーイベントを開く予定です。それから1日がかりのイベントも企画中で、素晴らしいゲストスピーカーと参加者がディスカッションできるような場になればと思っています。

ファッションのコーディネートがいつもお上手ですが、参考にしている方や好きなブランドはありますか。

やっと気づいてくれる人がいた!・・・冗談です。ほめていただきありがとうございます。どうしてそう思ってくださったのか、こっちが知りたいですよ。ちょっと自分のインスタグラムを見てみます・・・ちょっと待ってください・・・ああ、なるほど。

―Madewell(メイドウェル)はウィメンズブランドですがここのニット帽が一番フィットするんです!メンズのニット帽で小さすぎず、大きすぎない物が見つからないんです。ぴったり合うので女性物でも喜んで使っていますよ。

―それからセオリーの冬コートを着てますね。セオリーはきれいめで細身なので好きです。

―Michael Andrews(マイケル・アンドリュー)のタキシードはすでに6〜10回は着ているので高価ではありますが、買った甲斐がありました。それからAngel|Bespoke(エンジェル・ビスポーク)のスーツも持っています。素晴らしい仕立職人ですよ。一度 Brioni(ビリオーニ)のスーツをいただいたことがあるのですが、信じられないぐらい素晴らしかったです。

―ニュージーランドのブランドでAS Colour(エー・エス・カラー)というところがありまして、そこの無地のフード付きスウェットとTシャツはアメリカンアパレルより断然クオリティがいいです。

―あとはRag & Bone (ラグアンドボーン)や All Saints(オールセインツ)のアイテムを組み合わせていますね。

―インスタグラムの写真ではわからないと思うんですが、僕が履いてる靴下はすべて STANCE(スタンス)のものです。一番良い靴下ですよ、本当に。

音楽の好みはいかがでしょうか。いつも聞いているお気に入りの曲や、今年リリースされる楽しみなアルバムはありますか。

今新しいプロジェクトとしてポッドキャストに取り組んでいまして、正直なところ最近はポッドキャストしか聞いてません。できるだけ詳しくなろうと思って。音楽について言うと、LCD Soundsystem、 M.I.A.、 Radiohead、 Black Keysが大好きです。リラックスしたいときは Streets of Laredを聞きます。またSpotify(スポティファイ:音楽ストリーミングサイト)でトラップ音楽のチャンネルを1時間だけ付けておいたりもします。トラップ音楽にこだわっているわけではないんですが、コーヒー2杯と組み合わせるとすぐ仕事モードに入れるんです。

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サービス業に従事されているウィルさんですが、ニューヨークで好きなナイトスポット、レストラン、ホテルはありますか。

昨晩Toroのスタッフを連れてパーティーをしたのですが、場所は僕の知り合いのギャビン・モスレーのイーストビレッジにあるバー、The Garret(ザ・ガレット)という所で行いました。にぎやかで素晴らしいカクテルが揃うバーなんです。またAcme restaurant(アクメレストラン)のリニューアルでオーナーのジョン・ニジッチがどんなことをやっているのか見るのが楽しみですね。先日ローワーイーストサイドのKiki’s Greek(キキズ・グリーク)に行ったのですが、雰囲気も料理も最高でした。ローワーマンハッタンにあるMaiden Lane(メイデン・レイン)は軽く食べたり飲んだりする所として気に入っています。パストラミサンドイッチが一番美味しいのはHarry & Ida’s(ハリーアンドイダズ)、Minetta Tavern(ミネッタタバーン)はディナーにおすすめです。Never Never(ネバーネバー)はお酒を飲んで、少し踊れる場所です。

最後に起業家として読者にお知らせすることはありますか。

最新の企画として、制作の原点に帰って、メディア会社を始めました。@Will Entertainment(アットウィル・エンターテイメント)という名前で現在2つの部署があります。

ウィルラジオでは個人向けに高品質のオリジナル音楽コンテンツを届けるデジタルプラットフォームを提供します。新鮮で、啓発、教育、エンターテイメントなどに関わるコンテンツです。現在初めて3つの番組を2週間配信しています。今やっていることを中断して今すぐiTunesで登録してください。(atwillradio.com

ウィルプロダクションでは@Will entertainmentの音楽制作に関わる全てのサービスを担っています。コンセプトを固めて、音源を集め、編集し、発表するところまでホストやバンドがやりたいことを全て叶えるものです。観客も巻き込んでやっていくつもりです。

よく、なぜそんなにたくさんのことをやっているのかって聞かれるのですが、(ちなみにニューヨーク市立図書館青年会の幹事や、新しいサービス系のアプリの立ち上げにも関わっています)人生で何がやりたいか迷っている訳ではないのです。ひとつの仕事や業界に分類されて、それに人生を決定されているのが嫌なのです。視野を広げ続けて、進化し続けないと、何事にも集中できなくなると思うんです。

ウィル・マルナティ インスタグラム:@WillMalnati

 

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