O.N.S MANUAL

The Art of Indigo: BUAISOU

徳島からニューヨークへ。

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日本の藍染めは今、世界中のファッション好きの憧れの的です。特にデニム、シャンブレーシャツが人気ですが、ジーンズ愛好家にとって日本の藍染めのセルビッジジーンズは喉から手が出るほど欲しい一品でしょう。スプリングスタイル特集として我々はインディゴの歴史をひも解くことにしました。そして幸運なことに、この古代から伝わる染色方法を受け継ぐBUAISOUという素晴らしいブランドに出会うことが出来ました。

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BUAISOUの日本の藍染の起源は江戸時代にまで遡ります。当時は藍染めの原料である「すくも」(藍の原料になる植物、藍の葉を発酵させた物)を作る農家が1800以上もあり、藍染め産業が最も活発な時代でした。現在ではたった5つの農家しか栽培していません。3人のBUAISOU創業メンバーは現存する農家のひとつに長年にわたり弟子入りしました。この6世代続く農家で学んだ貴重な知識と、由緒ある伝統を伝えるべくBUAISOUは2012年に誕生しました。

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徳島を拠点としてBUAISOUは生産から販売まで一貫して行っており、日本の徳島とニューヨークのブルックリンを繋いでいます。創業メンバーは渡邉健太(わたなべけんた)さんと楮覚郎(かじかくお)さん。現在は職人の結城研(ゆうきけん)さん、三浦佑也(みうらゆうや)さん、さらにブルックリンのスタジオディレクター遠山清香(とおやまさやか)さんが加わりました。彼らはまさに本物の藍染め文化を伝える伝道師です。

では実際どのようにして「すくも」は藍染め染料に変化するのでしょうか。何世紀にもわたり受け継がれてきた方法を簡単に説明します。

藍の葉は収穫された後、120日間水とともにかき混ぜられます。次に灰汁、ふすま、消石灰を加える伝統的な方法で発酵を促進します。これらの成分により染料のpH値が上がりどんどん発酵が進みます。この工程を「地獄建て」と呼びます。こちらのビデオも合わせて御覧ください。

私たちは自分たちの目で、染める工程を見ようとブルックリンのBUAISOUの作業場を訪れました。創業メンバーの結城研さんの全身から伝わってくる情熱、職人技を見ていると不思議と神聖な気持ちになってきます。

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温度や湿度に影響されやすい藍を発酵させ「すくも」を作る「藍建て」の作業というのは本当にすごいです。毎日細心の注意と、手間暇をかける必要があります。清香さんは「この発酵している間、温度は20度に保たなくてはなりません。なので毎日かき混ぜる必要があるんですね。」と教えて下さいました。また熟練したすくも師(すくもを作る職人)は毎日どれくらい発酵が進んでいるかわかるそうです。発酵しすぎても、してなさすぎても藍の発色、さらには染める製品の品質に関わってきますから、気が抜けません。

「発酵している間、温度は20度に保たなくてはなりません。なので”すくも”は毎日かき混ぜる必要があるんですね。」

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染め師である研さんが白い布を桶に漬けた瞬間の美しさといったらありません。青色の液体の中で揉んだりこねたりしたら、いよいよ布を取り出します。それは鮮やかな緑色で、しかし次の瞬間すぐに「ジャパン・ブルー」、藍色に変化しました。酸化することによって藍色が現れるのです。

本藍染めであるBUAISOUの藍を使って染めたい場合は、お客さんは自分で染めたい物を持ち込まなければなりません。ここの藍は門外不出だからです。今までBUAISOUは様々な有名ブランドとコラボレーションしてきました。ヒルサイド、キャプテンサンシャイン&ナルトトランクスなどです。また自社製品のバンダナ、ポーチ、スマホケース、ブレスレットといった様々な商品も素晴らしいです。

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ほぼ全ての大量生産のアパレルメーカーは安い化学物質でできたインディゴ染料を使っています。化学インディゴ染料は安価で、他の服と一緒に洗うと色落ちしやすいという特徴があります。完璧に全てが自然素材の本藍では、色落ちすることはありません。また伝統的な藍染めの技法で染めた生地は臭い防止や虫除けにもなると言われています。

※英語で化学インディゴ染料はSynthetic indigo、本藍はIndigoと言います。

BUAISOUでの体験は最初から最後まで贅沢で他では経験出来ないものでした。日本の藍染めについての歴史と伝統技に圧倒され私たちは、修行したのち染師になった研さんに、一体どれくらいの時間をかければ藍染めの全てを理解できるようになれるのかと質問しました。しばらく熟考したのち、彼は優しく言いました。「一生かけて学び、習得するものですね。」

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