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ニューオーリンズのバーレスクショー

ニューオーリンズといえば官能的なステージパフォーマンスが見れることで有名です。結婚を翌日に控えた新郎新婦の独身最後のパーティー、バチェラー/バチェロレッテパーティーの場所として人気で、チープなスリルを味わうならここに来ない手はありません。バーボンストリートのスペシャルドリンクや、めくるめくパフォーマンスはアメリカの破天荒な男たちの独身の自由を噛みしめる最後の夜を飾ります。しかしここ最近はその評判も少し変わってきました。ご心配なく、大酒飲みの男たちを虜にするバーボンストリートの女神たちはどこへも行きません。ただ、ニューオーリンズのエンターテイメントは進化し続けるのです。

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そんなニューオーリンズならではの楽しみとえいばバーレスク。この街では売春街としてストーリーヴィル地区が栄えていた時代や、ソドムとゴモラ(旧約聖書に登場する、性の乱れにより滅亡したとされる都市)のような少し危険な遊びが横行していた時代がありました。しかし今でも地元の食堂や飲み屋で「この場所はかつて売春宿だったんだぜ」という話を良く耳にすることを考慮すると、この街のモットーはここにあるのだろうと思われます。観光PRに悪影響がありそうなこのモットーですが、ニューオーリンズはこのモラルぎりぎりの危険で妖しい文化が魅力であるのは疑いようがありません。アンダーグラウンドな世界で生きている人にとって、この懐の深いスタンスはなくてはならないのです。

“ニューオーリンズには感情、イベント、アイコン的人物、そのどれもがスパンコールと裸の鮮烈さに昇華することができるのです。”

ここまで来れば神々しさから馬鹿げた異常さを内包するローカルなバーレスクダンサーたちの独特な性質がわかってきたでしょう。剣を丸呑みするセクシーなダンサー、血のりの水槽にダイブするパフォーマーなどまさにB級映画スタイル。アメリカのコメディドラマ “It’s Always Sunny In Philadelphia”をテーマにした男女がそれぞれ反対の性別を演じるレビューもあります。バーフォーマーの一人ジーナ・ゼイト・ゲイストさんは『The Society of Sin』という団体でポップカルチャーや新しい文化についての執筆も行っています。「ここでは観客の人が今まででの人生で一番びっくりするような、狂ったショーが見られる場所です。見たことも聞いたこともないような、あなた自身を熱く、悩ますような物を見なくてはいけません。そうすればより自分や自分の性癖について理解できるようになりますよ。」

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また、ここには美しさ、という要素もあります。自分のクローゼットの中身を自慢したくなるのと同じで、ここニューオーリンズの人たちも自分たちのお気に入りがあるのです。ニューオーリンズでおしゃれをするのが一番楽しい余暇の楽しみ方だとしたら、それを脱がすことが2番目の楽しみでしょう。バーレスクはその両方を、しかもナチュラルに体現しています。衣装を完成させるのに数ヶ月かかりますが、これはバーレスクが好きだからこそできること。去年のマルディグラ(キリスト教の謝肉祭の最終日。ニューオーリンズで毎年行われる大きな祭りが有名。)の衣装も活用します。膨大な数のパフォーマーがプロとしてバーレスクの舞台を彩っているニューオーリンズは競争も激しく、いかに個性を出すかが勝負になってきます。

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その盛り上がりを見れば、ニューオーリンズが世界一、多種多様なバーレスクダンサーを見ることができる街と言えるでしょう。フレンチ・クォーター地区の観光地的なスポットから、マルギーニ、バイウォーター地区の玄人好みエリアまで、ここでは毎日バーレスクを見ることができるので、一生分楽しめます。純粋なバーレスクが見たい方には、ザ・セイント・ホテルでの毎週ジャズバンドによる生演奏とともに羽やスパンコールの衣装をまとったクラシカルなショーがおすすめです。

“しかしフレンチ・クォーターから遠くに行けば行くほど、脱ぎ捨てられる手袋の数は増えます。”

しかしフレンチ・クォーターから遠くに行けば行くほど、脱ぎ捨てられる手袋の数は増えます。バー・レデュクス(Bar Redux)の裏庭では、ビールとつまみのオクラを片手に、女性ダンサーが手首の二倍の太さはある生きたヘビを身体にまきつかせながら、思わせぶりに踊ります。きっとホテルのあるストーリーヴィレに時間通りに絶対帰るぞ、と心の中で誓うでしょう。でも少なくとも翌日の公演スケジュールは確認してから。A Burlesque Tribute To Neil Gaimanはバーレスクファンやポップカルチャーをベースにしており、大変人気で全ての演目は尊厳に溢れるセクシーなショーです。典型的なストリップショーとは違い、コミュニティ全体で荘厳な雰囲気を作り上げているのです。バーレスクは悲劇を含めた全ての場面で踊られます。伝統的なジャズを伴った葬式やセカンド・ラインズというパレードに加えて、憂鬱さを吹っ切るような、少し罰当たりかもしれないバーレスクがあります。2016年の有名人の死に多くのバーレスクダンサーが敬意をもって哀悼の意を表しました。デイヴィッド・ボウイからデビー・レイノルズまで、彼女たちは大好きな歌手たちの遺産からセクシーなパフォーマンスを作り発表したのです。

ニューオーリンズには感情、イベント、アイコン的人物、そのどれもがスパンコールと裸の鮮烈さに昇華することができるのです。

Words by: Emily Bihl

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