O.N.S MANUAL

デジタルアート:カデム・フレッチャー

私たちは未だかつて無いほどデジタル時代に浸かっていると言っても過言ではないでしょう。インターネットは情報、アイデア、画像の宝庫であり、誰もが簡単に自分の意見を述べたり、アート作品を発表したりできます。情報をフォローし過ぎると、質は悪いが量だけはたくさんある情報の中に埋もれてしまうことでしょう。そうした中で生まれたのがデジタル・マドリード(Digital Madrid)のサービスです。これはトリニダード出身のカデム・フレッチャー(Kadeem Fletcher)さんが始めた、アート作品がまとめられたオンラインギャラリーです。確かな審美眼を持ち、インターネットのノイズや、不必要な情報をそぎ落とし、もっと注目されるべき新しいアーティストに光を当てることを使命として活動しています。写真、イラスト、3?Dなど媒体が何であれ、フレッチャー氏は自身の本能を信じて型破りな作品を取り上げています。我々はそんな彼をソーホーのO.N.S旗艦店にお呼びし、ウェブサイトについて、そして今後の挑戦について伺いました。

バックグラウンドについてお伺いできますでしょうか。どのようにしてメディアやアートに興味を持つようになられたのでしょうか。

トリニダードで生まれ、13歳までそこで育ちました。親戚、家族とニューヨークに移りました。ニューヨーク大学でメカニカル・エンジニアリングを勉強したのですが、結局嫌になり、自分が興味のあることは何なのかを考える時間を取りました。当時の恩師であるアリム・ウィリアムズ(Alim Williams)のおかげで、人助けをしたい、文化に良い影響を与えたいという私のやりたいことを反映したプラットフォームを作りました。それからは日々素晴らしい旅をしている感じです。残りの人生も楽しみです。

デジタル・マドリードのアイデアはいつ思いついたのですか。また正式に開始したのはいつでしょうか。

2013年の秋に思いついて、2014年の1月に運営を始めました。

デジタル・マドリードの理念を教えて下さい。また名前には何か特別な意味がありますか。

私の目標はアーティストの人たちが才能に応じて活躍の機会が与えられる、そんな場所を提供することです。またそれを見る人や、アーティスト自身のインスピレーションの源にもなってほしいです。名前には大切な意味が込められています。「デジタル」はもちろん今私たちが生きるインターネット時代を表しています。「マドリード」にはいくつか理由があります。私の兄がサッカーチームのレアル・マドリードが好きだったので、兄に対する敬意を込めたのと、マドリードはスペインの首都で世界でも名高い都市のひとつです。デジタル・マドリードに国際的に有名になって欲しくてその名前にしました。

デジタル・マドリードで今までやってこられた中で一番の成功事例は何でしょうか。またどれくらいの頻度で外部からの提案を受け入れるのですか。

誰かに見てもらうということが一つの成功だと思います。皆さんが私の活動を評価してくださっていることがわかりますので。それが10人でも1千万人でも、達成感はあります。目に見える成功としては、Fader誌が私たちを大きく取り上げてくださったことでしょう。あのインタビューは私がデジタル・マドリードをオープンしたときの一番初めのインタビューでした。提案に関してですが、私は提案を受けないようにしています。取り上げたいアーティストがいたらその方に打診して、もし彼らが受けてくれるということになったらデジタル・マドリードのための作品を用意していただいています。

芸術というのはとても主観的なものだと思いますが、デジタル・マドリードで取り扱う作品のセレクションはどのような基準で選んでいらっしゃるのですか。

一つは、私が今いる場所によると思います。もし写真に夢中になっているのなら、ウェブページも写真でいっぱいになります。もしもっと挑戦的で、規格外の物を探していたら、3Dアーティストに注目します。ちなみに今後は3Dアーティストを扱うつもりです。あとは、物と有機物、色々なもののバランスを取って集めています。それから親しい友人たちの場合もあります。彼らからはもっとこうした方がいいというアドバイスや方向性を示してもらうこともありますね。

最近のカデムさんが取り上げた作品たち

カデムさんは他にもILSマガジンというデジタル媒体をお持ちですね。この雑誌にはどのようなクリエイティブな特徴があるのでしょうか。

ILSは頑張って欲しい人のためのプラットフォームです。ILSは世間から全然知られていないけれども、期待ができるブランドを取り上げています。ILSは私にとって遊び場のようなもので、私の好奇心を刺激してくれる、信頼できる人たちをサポートすることが目的です。また私と仕事をした人の次のきっかけを与える役割もあります。

アートとファッションは相互関係がありますね。カデムさんは紛れも無くお洒落な男性ですが、今後ファッションの世界に関わってみたいという思いはありますか。

自分のスキルを駆使して友人を陰から支えるのが好きなんです。現在ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology)でダイレクト・インタラクティブ・マーケティングの学位を取得するべく勉強しています。なので今まで知らなかった、学校で新しく学んだことを活かしてさらにアーティストたちを助けられると思います。正直に言うと、自分でブランドを持つということは考えたことがなくて、誰かのブランドと仕事をすると思います。既にいくつかのブランドとコラボレーションもしてまして、近い将来さらにいくつか実施予定です。

もし誰でも3人のクリエイティブな人たちとディナーを食べられるとしたら、誰を選びますか。もうすでに亡くなっている人でも大丈夫です。

友人たちを除くと、有名人などではなくて、アーティスト集団のThe Madbury Clubですね。過去5年間ずっと見てきたんですが、彼らの作品はとにかく素晴らしいです。彼らは純粋に芸術と文化のために、仲良しな人が集まって作品を作っています。

次の文章を完成させてください。現在の芸術の世界に足りないものは…である。
「知性と逆境」です。なぜかと言うと逆境が知性的な人たちにものすごい物を作らせる起爆剤となるからです。

デジタル・マドリードとILSに加えて、他に何か企画していることはありますか。
アイデアを形にするべく友人たちと仕事をしたりコラボレーションしたりしています。

デジタル・マドリードの次の5年間ではどのような成長を思い描いていますか。
将来はデジタルアートの世界において、アーティストたちのウェブ上の重要なプラットフォームになれると信じています。

着用しているO.N.S春夏コレクションは全てO.N.S原宿店で取り扱っています。

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